自宅学習をした場合の「出席扱い」について(我が家の事例あり)

学校は行っていないんだけど、家で勉強はしている。この場合って「出席扱い」にならないの!?

自宅学習も「出席扱い」は可能!

結論からいうと、自宅学習も「出席扱い」とすることは可能です。

文科省からの通知

2019年10月、不登校児童への支援について、文科省から通知が出されました。

通知の別記には、
自宅で学習した場合も、一定の要件を満たせば出席として認められるよ。
という趣旨の記述があります。

抜粋したものがこちら。

不登校児童生徒の中には,学校への復帰を望んでいるにもかかわらず,家庭にひきこもりがちであるため,十分な支援が行き届いているとは言えなかったり,不登校であることによる学習の遅れなどが,学校への復帰や中学校卒業後の進路選択の妨げになっていたりする場合がある。このような児童生徒を支援するため,我が国の義務教育制度を前提としつつ,一定の要件を満たした上で,自宅において教育委員会,学校,学校外の公的機関又は民間事業者が提供するICT等を活用した学習活動を行った場合,校長は,指導要録上出席扱いとすること及びその成果を評価に反映することができることとする。

※本記事の最後にリンクを貼っているので、全文をご覧になりたい方やプリントアウトしたい方はご覧ください。

一定の要件とは?

一定の要件とは何なのか?というのが気になりますが、要件は7つあります。

(1)保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること
(2)ICT(コンピュータやインターネット,遠隔教育システムなど)や郵送,FAXなどを活用して提供される学習活動であること
(3)訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること
(4)児童生徒の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること
(5)校長は,児童生徒に対する対面指導や学習活動の状況等について,十分に把握すること
(6)学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けられないような場合に行う学習活動であること
(7)学習活動の成果を評価に反映する場合には,学校が把握した当該学習の計画や内容がその学校の教育課程に照らし適切と判断される場合であること

※要約しています。

実際のところ

では、実際のところどうなのか?

学校側が知らない場合も

ホームスクーラー仲間の話を聞くと、そもそも、学校側が文科省の通知を認知していない場合もあると聞きます…。

じわじわと広がってはいるようですが。

具体的な方法は学校と家庭で話し合いが必要

また、文科省の通知はあくまで方針なので、「出席扱い」とするための具体的な条件は学校と家庭で決めていく必要があります。

どんな教材を使うのか、学習量はどれくらいが適切か、家庭から学校への報告資料はどうするか、などなど。

「出席扱い」のサポートをしてくれるところもある

自治体や学校によって状況はかなり違いますが、学校との話し合いを個人的にやるのは結構ハードな場合もあります。

学校との話し合いをサポートしてくれる通信教育もあるので、活用してみるのも良さそうです。

「すらら」などが有名です。

我が家の場合

我が家の事例をご紹介します。

自宅学習の状況

家での学習は、チャレンジタッチ・学校の配布プリント・ドリル・テスト。
何もやらない日もあったり、ムラもありましたが、1年生の学習分野は網羅しました。

本人・親の希望

本人、親は「出席扱い」についてどのような希望をもっているのか?

これ結構重要ですよね。単に出席になればいい!という話ではなく、そもそも「出席扱い」にする必要があるのか?は一度冷静に考える必要があると思います。

本人は「出席?なにそれ、どっちでもいー。」という感じ。笑

親は、低学年のうちは出席日数にはこだわらないようにしようと考えていました。

ですが、年度の終わり、娘が一年間、家で取り組んできた学校のプリント、ドリル、テストが山盛りになっていたのを見て、こんなに頑張ったんだなぁって気付いたんですね。

この娘の頑張りが「出席」という形で認められたら嬉しいなという感情が湧いてきました。

学校へ相談しようと思った理由をまとめると、こんな感じ。

●娘の頑張りが「出席」という形で認められたら嬉しい
●今後「出席日数」が必要になった時(進学など)のために準備をしておきたい
●学校や市の方針を聞いてみたい

学校への相談

ということで、1年生の終わりに学校に相談してみました。伝えた事はこちら。

・家庭での学習状況
・本人と親の希望
・自宅学習が出席扱いになった事例

それから、文科省の通知をプリントアウトしてお渡しました。

結果

結果は・・

我が家の場合の自宅学習は出席扱いとはならない。今後の対応は市で対応を検討中。

とのことでした。

ふむふむ。ちょっと期待していた部分もあったけれど、まあ想定内。
結果はともあれ、話を切り出せたことは一歩前進だったかな!

今後も、ゆるりと、学校との話し合いを続けてみようと思います。

ウラ話

不登校児童の自宅学習の「出席扱い」って、実際のところどーなの??

元公立小学校校長の父に、学校側の実情を聞いてみた所、「校長次第!ガハハ」ということでした。

文科省の通知どおり条件を満たしているか?ルールに則ってきっちり対応している場合もあれば、家庭と連携して概ね状況が把握できていれば「出席扱い」にする!という場合もあると。

ここは校長先生によって、かなり差がありそうですね。自治体によっても違いそうです。

ということで、「出席扱い」への道のりとしては、オフィシャルなルールに則って真正面から行くのもアリだし、校長先生(または理解と影響力のある先生)と関係性を作っていくのもアリなのかもしれません。

みなさんどうなさっているのかな~?

ぜひお話聞いてみたいです。

参考資料

「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日

(別記1)義務教育段階の不登校児童生徒が学校外の公的機関や民間施設において相談・指導を受けている場合の指導要録上の出欠の取扱いについて、(別記2)不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱いについて

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