「周りにHSCのことを知っている人がいない」
「相談しても分かってもらえない・・」
HSCを育てる親からは、こうした悩みがよく寄せられます。HSCのことを分かっている人に話を聞いてほしい、抱えている問題を解決に導いてほしい、という思いからカウンセリングを考える方も多いですね。
そこでこの記事では、HSCの親が受けられるカウンセリングについて解説していきます。カウンセリングのイメージが具体的になると思います。
具体的には
- HSC親が受けられるカウンセリングってあるの?
- HSC親のカウンセリングの目的って?
- HSC親のカウンセリングの内容って?
- HSCのカウンセラーの選び方は?
- HSCに理解のあるカウンセラー
の順番にお伝えしていきます。
目次
HSCの親が受けられるカウンセリングってあるの?
HSCについて深い理解がある人に、悩みを相談できるようなカウンセリングってあるの?
という疑問をお持ちの方が多いと思いますが、
「あります」。
「子どもを受け入れたいと思っているのに上手くいかない」
「子どもにイライラしてばかりで自己嫌悪」
「祖父母に”子どもを甘やかすな”と言われて辛い」
「子どもに寄り添っていたいのに仕事は辞められない」
このように、HSCを育てる親は様々な悩みに直面します。HSCの本やネットに書かれているアドバイスだけでは解決しないことも多いでしょう。
HSCの子育てで悩んでいると、やっぱりHSCについてよく分かっている人に聞いてもらいたいと思いますよね。ただでさえ、分かってもらえない苦労を味わっているので、HSCを知らない人に一から説明するのはおっくうです。また、「分かります」と共感してほしいし、同じ経験をした人ならではのアドバイスもほしいと思うでしょう。
そんな親向けに、HSC子育て経験のある方やHSCに精通した方によるカウンセリングがあります。
HSC親のカウンセリングの目的って?
では、親のカウンセリングの目的は何なのでしょうか。受けるとどんな良いことがあるのでしょうか。
親の心の安定
HSC親のカウンセリングの大きな目的は、親の心を安定した状態にすることです。
HSCの子育てでは「子どもの気質を受け入れて伸ばしていくこと」が大切だと言われていますが、これは決して簡単なことではありません。
親は、敏感で疲れやすい子どもをありのまま受け入れてあげたい、子どもにとっての安心な居場所でありたいと思っています。しかし、そう思えば思うほど、親は悩んで疲弊していくことが少なくありません。イライラしたり、不安になったり、緊張したり。心が不安定になってしまうのです。
心が不安定になるのには様々な要因がからみあっています。家庭環境や親自身の気質、また、親が子どもだった頃に満たされなかった想いが要因になっていることもあります。
カウンセリングによって、絡みあった要因を一緒に紐解いて、心の安定をとりもどしていきます。
HSCは親の気持ちを察することがとても得意なので、親が不安だと子どもも不安になります。逆に、親の心が安定すると、自然と子どもの心も安定してくるのです。
HSC親のカウンセリングの内容って?
HSCの親のカウンセリングはどのような内容があるのでしょうか。パターンをご紹介します。
スタイル
カウンセラーによって様々なスタイルがありますが、大きく分けると以下の2つです。一概にどちらが効果があるとは言い切れません。
クライアントの話を存分に聞いて、本人が自力で解決に向かえるように導いていきます。
話を聞きつつアドバイスを差し込みます。アドバイスの量は少しの場合もあれば、多めでレクチャー風の場合もあります。
回数・期間
などがあります。
方法
などがあります。
料金
8,000円~18,000円/1時間
相場はこのくらいで、かなり幅があります。対面でもオンラインでも同じ料金のところが多いです。
HSCのカウンセラーの選び方は?
それでは、数あるカウンセラーの中からどうやって選べばよいのでしょうか。参考となる観点をまとめました。
これは重要ですね。例えば、実際にHSCの子育て経験があって困難を乗り越えているカウンセラーは、クライアントの気持ちも解決の道筋もよくわかっているので心強いです。
同じようにHSCに精通しているカウンセラーでも、考え方やカウンセリングの方針はそれぞれ違います。初めからそれを見極めるのは難しいように思いますが、サイトに掲載されているメッセージやカウンセラーの写真の表情などを見て、この人なら自分に合いそうと思う方を選びましょう。
カウンセラーは、特定の資格がなくても名乗れる職業です。そのため、”臨床心理士”だとか”〇〇認定カウンセラー”などの肩書に目がいってしまいがちですが、必ずしも資格のあるカウンセラーが自分に合うカウンセラーだとは限りません。学歴や資格だけにとらわれず、人柄や考え方、取組み方等の方を重視して選びましょう。
アルコール依存症や薬物依存症を抱える方、精神疾患を抱える方、通院中や服薬中の方は、精神科や心療内科等の医療機関を受診することが必要です。
HSCに理解のあるカウンセラー
最後に、HSCに理解のあるカウンセラーを紹介します。(情報は2019年2月時点のものです)
HSC子育てラボ
http://xn--hsc-qb4bpxncv211bpr2c.net/
斎藤 暁子さん
心理カウンセラー
電話、オンラインZoom
12,000円/60~90分(条件に該当すれば割引あり)
HSCの小学生男の子をホームスクールで子育て中。HSCの魅力や個性、才能がありのまま発揮されることを目指し、HSCに関する情報発信や活動をされています。
敏感なHSP・エンパスの相談室
https://hsp-worklife.com/
みさき じゅり さん
キャリアコンサルタント&カウンセラー
対面(東京銀座)、オンラインZoom
18,000円/60分
エレイン・アーロン博士による「HSP専門家認定プログラム」を日本人で初めて修了されている方です。
親と子が思いやりからつながる共感コミュニケーション
https://ameblo.jp/moonlightshadow12/
蒼井 美香さん
心理カウンセラー
対面(長野)、オンラインZoom
25,000円/90分
子どもがHSCでご自身もHSP。小学校教員としての経験をお持ちです。
子どもメンタル研究所
https://hsp-hsc.com/therapy-fee/
岡田 奈美子さん
セラピスト
小中学校スクールカウンセラー
対面(大阪・関東)、電話、スカイプ
23,000円/120分、19,000円/90分
ご自身もHSPであり、スクールカウンセラーとしての経験をお持ちです。
はこにわサロン
https://hakoniwasalon.com/
吉田 美智子さん
臨床心理士、スクールカウンセラー経験あり
対面(東京青山)、オンラインZoom
10,000円/70分
スクールカウンセラーとしての経験あり、箱庭療法も受けることができます。
HSC幸せ子育てサロン

自分が本当に望む人生を見極めてHSC娘の笑顔を取り戻したメソッドで、あなたを誠心誠意サポートします。
詳細はこちらをご覧ください!
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まとめ
HSCの親が受けられるカウンセラーについてお伝えしてきました。
私自身もHSCの娘を育てていますが、一番辛かった時には、HSCの本を読んでもスマホでアドバイスを見ても、どうにも解決できない状態になっていました。
「これはもう誰かに助けてもらわないと無理かも。」
という気持ちでカウンセラーを探したのを覚えています。実際にカウンセリングを受けてみると、気持ちが軽くなって、一人では見つけられなかった道筋が見えてきたような感覚でした。こちらの記事をご覧ください。色々とぶっちゃけて書いています。
【HSCカウンセリング体験談】身も心もボロボロだった私を救ってくれたもの
カウンセラーとの出会いが、その後の人生を大きく変えてくれるかもしれません。
HSC(ひといちばい敏感なこども)やHSPの自己肯定感を高め、対人関係をよくするコミュニケーションメソッド「魔法の話しかけ」を考案し、HSP・ HSC専門カウンセラーとして長野県松本市でカウンセリングを行っております。
また、私自身の経験や24才の息子と11才の娘の子育てから考え出した、HSPの社会生活に不可欠なバウンダリー(境界線を引く)とダウンタイム(休憩を取る)を即時に見える化することが出来る2つの絵をご紹介し、時間をかけずにHSPが心の内側の静寂を取り戻すセルフコントロールの方法を身につけていただいております。
HSPの敏感力は、心が平穏で機嫌の良い状態で本領を発揮し、良い影響を非HSC・非HSPと分かち合うことができます。
HSPの「深く処理する」性質は外見に表れにくいので、一見するとただぼーっとして怠けていると周囲に誤解されがちです。この性質こそが、こうするしか生きられない、こうでしかいられないHSPの性(さが)であり真骨頂。ですから学齢期のHSCの子育てはこの性質を保護することが肝だと考えております。
誤解され、叱られてしまった HSCが学校嫌いになったり、自己肯定感が著しく低下してしまう場合もあります。
学校教育という非常にコストがかかるチャンスを、HSCが不本意に手放すことが無いようにと心から願い、保護者の方々のサポートをしております。
よろしければ公式サイトをご覧いただけますか?
公式サイト
https://www.nekkonokodomo-tachi.com
メールアドレス
nekko@nekkonokodomo-tachi.com
もりやゆうこさま
コメントありがとうございます。公式サイトを拝見しました^^
”生活に不可欠なバウンダリー(境界線を引く)とダウンタイム(休憩を取る)を即時に見える化することが出来る2つの絵”
というアプローチ、非常に興味があります。
HSCが自己肯定感を下げることなく、本領を発揮し良い影響を分かち合う。というのは、私も目指したい世界観だなぁと思いを寄せました。HSCの明るい未来のために、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。