うちの子はHSC?発達障害?違い・相談先を詳しく解説!

4歳の娘。激しい登園しぶりが続いたり、保育園に行ってもお友達とトラブルが多かったり、、。
何かと問題が絶えない。

保育園の先生は
「気にする程ではないですよ。引き続き様子を見ていきますね。」

ママ友は
「気にしすぎじゃない?大丈夫!うちの子もそうだよ。」

と言ってくれるが、気持ちは晴れない。

あるブログでHSCのことを知り、チェックリストをやってみたら10個あてはまった。
テレビで発達障害の特集を見たら、うちの子も発達障害かもしれないという不安も出てきた。

・うちの子はHSCなのか、発達障害なのか?
・何が違うの?どうやって見分けたら良いのか?
・どこに相談したら良いの?

このような不安を抱えていらっしゃる方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、

  • HSCか発達障害か?判断する前に知っておきたい大切なこと
  • HSCか発達障害か?知っておきたい基礎知識
  • HSCと発達障害の似ているところ・違うところ
  • HSCと発達障害の相談先

について紹介していきます。
HSCなのか、発達障害なのか、何もはっきりしないのが一番辛い時期だと思いますが、この先どうすればよいのか?ヒントを受け取っていただけるのではないでしょうか。

発達障害は、最近では「神経発達症」と呼ばれ始めています。一般には、まだあまり認知されていないのではないかと思います。発達障害というキーワードで検索された方にもご覧いただけるよう、この記事では発達障害という言葉を使っています。

HSCか発達障害か?判断する前に知っておきたい大切なこと

この記事を読んでいる方の中には、うちの子はHSCなのか?発達障害なのか?分からなくて不安、早くどちらかはっきりさせたい。と思っている方が多いかもしれません。

しかし、急いでHSCか発達障害かをはっきりさせようとすると、見失ってしまうものがあります。
判断をする前に、頭に入れておきたい大切なことをお伝えします。

目指すのは「子どもが自分らしく生きること」

子どもがHSCか発達障害かを見極めるのも大切なことですが、見極めること自体が目的になってはいけません。
最終的に目指すのは「子どもが自分らしく生きること」です。

おなじHSCの子でも、1人1人みんな違います。
おなじ発達障害でも、1人1人みんな違います。

HSCの子にはこういう対応をすると良いという一般的なアドバイスはありますが、全てのHSCに合うわけではありません。HSCだとしても、発達障害だとしても、その呼び名だけで子どもの全てが分かる訳ではありません。
子どもの全てが決まる訳でもありません。
呼び名は、子どもを理解するためのヒントにすぎないということです。

私たち親が目指すのは「子どもが自分らしく生きること」。ぜひ、この本質を見失わないでいただきたいと思います。

HSCか発達障害か?まず知っておきたい基礎知識

「HSC」や「発達障害」という言葉は、最近広く知られるようになってきましたが、まだ勘違いがとても多いです。そこで、HSCと発達障害についての基礎知識をまとめます。

HSCとは

HSC(Highly Sensitive Child)とは、生まれつき繊細さや感受性の強さを持つ『ひといちばい敏感な子ども』のことです。HSCは、障がいや病気とは違って、持って生まれた「気質」です。

大人になっても、基本的にこの気質が変わることはありません。

発達障害とは

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)によって、社会生活に困難が発生する障がいのことです。

日本では、発達障害は行動や認知の特徴(特性)によって、主に次の3つに分類されます。
3つは、人によっては重複する場合もあります。
同じ診断名でも特性のあらわれ方は人によって異なります。

①限局性学習症(LD)
「読む」「書く」「計算する」などの特定の分野の学習だけが極端に困難。全体的な知的の発達に遅れはない。

②注意欠陥・多動症(ADHD)
ADHDは、以下の3つの症状が特徴的。
【不注意】集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい。
【衝動性】思いついた行動について、行ってもよいか考える前に行動してしまう。
【多動性】じっとしていることが苦手で、落ち着かない。

③自閉スペクトラム症(ASD)
自閉症、高機能自閉症、アスペルガー症候群が含まれる。以下の3つの症状が特徴的。
【コミュニケーションおよび対人関係の障害】
人の気持ちを理解するのが苦手、冗談が理解できない、興味のあることを一方的に話し続けてしまう、非言語的なサイン(表情・目配せなど)を読み取るのが困難。

【同一性へのこだわりや興味・関心の狭さ】
習慣や予定の変更に弱い、特定の物事に強いこだわりがある。

【その他の特性】
聴覚・視覚・触覚など感覚の過敏を伴うこともある。

発達障害の診断はむずかしい

発達障害のうちどれにあたるのかを明確に分けて診断することは大変難しいとされています。それぞれ少しずつ重なり合っている場合も多いからです。
それから、年齢や環境により目立つ症状が違ってくるので、診断された時期によって診断名が異なることもあります。

HSCは診断されない

発達障害には「医学上の診断基準」があります。
発達障害の場合には、専門の医療機関でいくつかの検査を受けて「お子さんはADHDです」などの診断を受けることになります。

HSCは心理学的な概念なので、「医学上の診断基準」はありません。医療機関での検査もありませんし「お子さんはHSCです」という診断を受けることもありません。多くの場合は、親が自己判断で見立てています。

HSCや発達障害の治療法は?

①限局性学習症(LD)
現在のところ医学的な方法による根本的な治療法はありません。
多くの場合、教育面・生活面での「環境調整」や「療育」といった支援で困難さを軽減することになります。例えば、文字を読むのが困難な子の場合にはマルチメディアデイジー教科書といって通常の教科書と同じ内容を音声で聞くことが出来るタブレットのようなものを使ったりします。

②注意欠陥・多動症(ADHD)
現在、脳の働きそのものを完全に治す方法はありません。
治療には「環境調整」「療育」「薬による治療」があります。さまざまなスキルを身につけるトレーニングや薬を用いることで、子どもが持っている能力を徐々に発揮できるようにしていきます。

③自閉スペクトラム症(ASD)
現在のところ医学的な方法による根本的な治療法はありません。治療には「療育」と「生活環境の調整」があります。子どもの状態に合わせた療育によって本人の力を引き出し、生活上の困難を減らしていきます。
ただし、てんかん発作がある場合、睡眠障害、自傷行為、攻撃性などによって生活に支障をきたしている場合は、「薬による治療」が検討されることがあります。

HSCの治療については、以下の記事をご覧ください。
HSCの治療って?専門医はいるの?発達障害でも普通でもないHSCを救う道

HSCと発達障害の似ているところ・違うところ

HSCと発達障害は、その見極めが難しいと言われています。また、両方をあわせもつことも多いと言う専門家もいます。

もちろん、一部の情報だけでは断定できませんが、HSCと発達障害の似ているところ、違うところを紹介します。
(『ひといちばい敏感な子』エレイン・N・アーロン より一部引用)

HSCと注意欠陥・多動症(ADHD)

■似ているところ
HSCはいろいろなことに気付くので、すぐ気が散ってしまうことがあります。また、気が散る要因が沢山あると圧倒され興奮してしまい、周りから見ると「おかしな」振る舞いをしがちなことがあります。これらの点が、ADHDの気が散りやすい特徴と混同されます。

■違うところ
ADHDは、意思決定したり、集中したり、結果を考えたりするのに適切な機能が全般的に欠如しています。HSCの場合は、穏やかで慣れた環境にいる時は、これらのことを得意とします。

HSCと自閉症スペクトラム症

■似ているところ
自閉スペクトラム症の子どもは、感覚的な刺激に極めて敏感な点があり、HSCの敏感さと混同されることがあります。

■違うところ
HSCは場の空気や人の気持ちを読む力にたけていますが、自閉スペクトラム症の場合は苦手です。例えば太っている人に向かって「なんであなたは太っているのですか?」と聞いてしまうなど、人の気持ちが分からないといったことがあります。

HSCと発達障害の相談先

HSCと発達障害の見極めは大変難しいため、できれば一度、専門家に相談することをおすすめします。

自治体の相談窓口

保健センター、子育て支援センター、児童相談センター、児童発達支援センターなど。

少しでも気になることがあれば総合的に相談できるので、最初の入り口としてとてもおすすめです。3歳児検診などの際に保健師さんに相談するのもよいでしょう。

私も最初は市の発達支援センターに電話しました。行政機関って、何となく冷たくて怖いイメージがあったのですが、電話に出た方が優しくてほっとしましたよ。ぜひ、お住まいの地域で検索してみてください。

医療機関

小児科、児童精神科、精神科など。
自治体の相談窓口から紹介されることもあります。かかりつけの小児科に相談するのも良いですね。医師のネットワークで適切なところを紹介してくれます。
また、HSCに精通した医師もいらしゃるので、お近くの方はぜひ受診してみてください。
・明橋大二 真生会富山病院心療内科
・長沼睦雄 十勝むつみのクリニック

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • HSCか発達障害か?判断する前に知っておきたい大切なこと
  • HSCか発達障害か?知っておきたい基礎知識
  • HSCと発達障害の似ているところ・違うところ
  • HSCと発達障害の相談先

についてご紹介してきました。

私自身も、娘がHSCなのか発達障害なのか分からず悩んでいた時期がありました。

娘も私も荒れ果てていたのですが、勇気を出して市の発達支援センターに電話したのがきっかけで、どんどん状況が良くなっていきました。

娘の育てにくさの正体が分からなくてとても怖かったんですが、その正体が見えてくると、不思議と怖くなくなってくるんですね。あの時に電話しなければ、今は無かったなと思っています。

みなさんもぜひ、一歩踏み出してみてください。

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