【HSC小学校編】HSCの子がツライのはなぜ?親にできる効果的なサポート3つとは!?

「HSCは、学校と相性が合わないケースが多い」
これはHSCに詳しい専門家や、HSCの小学生をもつ親からよく聞く話です。

とはいえ、
「HSCにとって小学校のどんな場面が辛いの?」

「小学校に入ってからHSCだと気付いた場合は、どのように対応すればよいの?」

「子どもが学校に行きたがらなかったら、どうしたら良いの?」

と悩んでいる方も多いと思います。

そこでこの記事では、HSC小学生の親がもつお悩みを専門家や先輩ママのアドバイスを元に、解消していきたいと思います。

具体的には

  • 【HSC小学校編】HSCの子にとって小学校のどんな場面が辛いのか?
  • 【HSC小学校編】親がサポートをするときに理解しておきたいポイント
  • 【HSC小学校編】親にできる効果的なサポート3つ

の順番に重要なポイントをご紹介していきます。

小学校入学前に不安を抱えている方は、こちらの記事をご覧ください。
HSCいよいよ小学校!入学前までに「やっておくと安心」な3つのこと

【HSC小学校編】HSCの子にとって小学校のどんな場面が辛いのか?

小学校に入学してから、急に子どもの様子が変わったということはないでしょうか?
訳もなくイライラしていたり、寝つきが悪かったり、朝になるとお腹が痛いと訴えたり。
「学校に行きたくない」と口にする子もいるかもしれません。

多くの小学校は、多数派(非HSC)の子どもたちに合わせて活動が進むため、HSCの子にとっては刺激が多すぎる場所です。そのため、「辛い」「怖い」と感じることが多いのです。

具体的には、どんな場面で辛いと感じるのでしょうか?

集団行動

小学校では、常に周りに沢山の人がいて、集団で同じ行動をすることが求められます。
集団で登校し、教室には何十人もお友達がいます。みんな同じ時間に、同じ教室で、同じペースで同じ授業を受けます。トイレでさえ、1人でゆっくりできる時間は少ないかもしれません。

HSCは、生まれつきよく気が付き、深く考えてから行動をするので、一日中集団行動を強いられると、自分のペースが乱されてしまいます。
そして、多すぎる刺激を避けようとすると、「恥ずかしがり屋」「なかなかクラスに溶け込めない子」と思われてしまうこともあります。

先生の叱る声

担任の先生は、1人で40人近い子どもを相手にしています。40人の集団を静かに席に座らせたり、給食を食べさせたり、掃除をさせたりするためには、ある程度強い、訓練のような指導が必要だといいます。

例えば、大きな声を出したり、強い口調で話をしたり。先生は怖がらせるつもりは無くても、HSCは大きな声や強い口調に圧倒されてしまいます。

また、他の子を叱っているのを見て「自分も怒られているようだ」と感じる例もとても多いです。
叱られている本人はまったく気にしていないのに、それを隣で見ているHSCが、恐怖を感じ取ってしまうのです。

けんかやいじめ

教室のあちこちで、お友達同士でのけんかが起こります。いじめもあるかもしれません。

HSCは正義感が強いため、こうした場面を見ると放っておけません。時には「私のせいだ」とか「私がなんとかしないと」と必要以上に責任感を背負ってしまう事もあります。

また、感情移入もしやすいため、誰かが悲しんでいる姿を見ると自分も傷ついてしまいます。

人前での発表

学校では、日直であいさつをしたり、国語の時間に音読をしたり、人前で発表をする場面も多いです。HSCはたくさんの人の視線や注目が集まると、緊張して、思うように力を発揮できないことがあります。

朝の出席確認で、名前を呼ばれただけで緊張して声が出なくなった。という例もあります。

給食

HSCは味覚や嗅覚にも敏感なため、給食が苦手なことも多いです。ちょっとした味の違いや食感が気になってしまいます。

例えば、白いご飯は大丈夫なのに、親子丼のように何か乗っているだけでダメ、とか。
きんぴらにゴマが入っているだけで食べられなくなる、とか。

「給食の時間内に苦手なものを全部食べないといけない」と思うだけで学校に行けなくなってしまうこともあります。

優等生を押し付けられる

HSCは人の気持ちを敏感に察知するため、先生が何を求めているのかをよく分かっています。そのため、先生からは、「いい子」「優等生」と思われ、頼りにされます。

先生は、「〇〇さんはすごいね」「〇〇さんに任せておけば大丈夫」とよくできる子を模範にして、クラスをコントロールすることが多いのです。するとHSCは、先生の期待に応えようと、いい子を頑張りすぎてしまいます。

先生も決して悪気があるわけではないのですが、知らず知らずのうちにHSCを追い込んでしまっていることも少なくありません。

【HSC小学校編】親がサポートをするときに理解しておきたいポイント

それでは、HSCの小学生を親がサポートするときには、どのようなポイントを理解しておけばよいのでしょうか?3つご紹介します。

①小学校はHSCにとって刺激が多すぎる場所

前章でお伝えしたように、小学校はHSCにとって刺激が多すぎる場所です。

刺激が多く、強い不安を感じる環境では、本来その子が持っている力が十分に発揮できなくなります。
子どもはうまくやりたいと思っているのですが、体がついていけなくなることもあります。

「そんなに弱くちゃこの先やっていけない」と思うこともあるかもしれません。
しかし、まずは「小学校はHSCにとって刺激が多すぎる場所」だということ、「小さな体でたくさんの刺激を受け止めて、頑張っている」ということを分かってあげてほしいのです。

身近にいるお母さんが分かってくれているだけで、どれだけ救われることかと思います。

そして、子どものことをよく観察してください。子どもが、抑うつ状態や、不機嫌、イライラ、過剰な興奮、登校しぶりなどの様子を見せた時は、対応を慎重に検討しましょう。

こんな行動が現れることも
・赤ちゃん返り(トイレ、服を着る、親と離れるなど、今までできていたことが急にできなくなる)
・ささいなことで大騒ぎする
・大袈裟に感じすぎる(異常なほどの不安、悲しみ、イライラ)
・身体症状(喘息、アレルギー、頭痛、腹痛、風邪をひきやすい)
・睡眠障害(悪夢をみる、過眠)
・母親への執着
・孤立(押し入れに隠れる、家の中にひきこもる)

エレイン・N・アーロン 『ひといちばい敏感な子』より引用

②5~12歳はHSCが才能を開花させる時期

しかし一方で、小学生はHSCが才能を開花させる時期でもあります。
5歳~12歳にかけて、HSCの豊かな好奇心や創造性が急速に伸びていくと言われています。

これまでも、
「この子は不思議な絵を描くな」とか、
「この子は独特の視点をもっているな」と感じることがあったと思います。

このように少しずつ芽生えていたHSCの才能が、花開く時期なのです。芸術、音楽、科学などの分野で、驚くような才能を発揮する子もいます。アメリカでは、ビジネスを始める子も多いといいます。

学校になかなか馴染めなかったり、行けなくなったりしている姿を見ると、他の子に置いて行かれているように感じるかもしれません。しかし、HSCは確実に成長しています。焦る必要はありません。
人よりも沢山のことを感じ取り、丁寧に時間をかけて消化し、自分なりの表現方法を身に付けていきます。

世間の成長の仕方やスピードにとらわれず「この子はどんな才能を見せてくれるんだろう」という視点で子どもを見てあげてください。

③少し離れて見守ることも

小学生は、守られていた幼少期からだんだん卒業していく時期です。自分で困難を乗り越える力もついてきます。
親は、何でもかんでも手を差し伸べるのではなく、時には見守る時間も作りましょう。

今までは、幼稚園や保育園の先生が自分の気持ちに寄り添って、ゆっくり話を聞いてくれたかもしれません。「お散歩に行きたくない」と言ったら、それが許されたかもしれません。
でも、小学校に入っても同じような対応が受けられるとは限りません。思い通りにならないことも、理不尽なことも増えるでしょう。

HSCは敏感で傷つきやすいところがありますが、決して臆病でも消極的でもありません。
子どもの中には、良くなりたい、成長したい、出来るようになりたいという気持ちが必ずあります。

子どもが困難にぶつかっている時、親が無理にコントロールしたり、レールを敷いてやる必要はありません。「どうしたいのか」「何ができるのか」と子どもと一緒に考えながら、子どもの意志を尊重し、子どもの決断を応援しましょう。

HSCは、びっくりするほど勇敢な背中を見せてくれるはずです。

【HSC小学校編】親にできる効果的なサポート3つ

さて、それでは具体的に、親はどのようなサポートをしてあげれば良いのでしょうか?
学校に行くことを渋ったり苦手意識があったりしながらも、学校に行けている子向けの内容です。

※学校に行きたいけど行けない、学校に行きたくないという子については、以下の記事もご覧ください。
HSCの子どもが不登校?そのとき親が出来るたった1つのこと

①1人でも心をゆるせる友達を

1つ目は、1人でも心をゆるせる友達をつくることです。

10歳を過ぎても人見知りだと、自己肯定感が持てず、孤独になり、不安症の原因にもなります。
というのは、この時期になると(少なくともある社会では)子どもたちが社会に溶け込めないのは悪いことだと考えるようになるからです。

しかし、たったひとりでも親友ができれば、自己肯定感を回復でき、社会にも溶け込めることが研究で指摘されています。
特に、その友情が「自分の存在を認めてくれて、思いやりに満ちたもの」ならば、なおさらです。

エレイン・N・アーロン 『ひといちばい敏感な子』より引用

自己肯定感が低くなりがちなHSCですが、たったひとりの友達がいるだけで救われるというのです。それが、研究でも裏付けされているのですね。

先輩ママからこんな話も聞きます。
「娘には、友達と言える友達は一人しかいません。学校はあまり好きではないようで、毎朝玄関で渋るし、帰ってくると疲れてぐったりしています。それでも、その友達がいるから行くと言って学校に出かけていきます。私は、そんなに辛かったら行かなくてもいいと思うのですが、娘は、学校に行けると自信がもてる。と言っています。」

一人のお友達が、学校での娘さんの心の寄りどころになっているのですね。決して無理をして学校へ行く必要はありませんが、彼女は学校に行きたいという意欲を持っています。そして、お友達の存在のおかげで学校に行くことが出来て、彼女の自信につながっています。

・幼稚園から一緒だったお友達が近くにいると安心して学校に居られる
・同じ絵画教室に通っているお友達が同じ学校に居ることが分かって学校が楽しくなった
といった例もあります。

学校に相談すると、相性の合う子と隣の席にしてくれたり、次の年に同じクラスにしてくれたりと、配慮してくれることもあります。子どもが友達を連れてきやすいような家にするのも効果的だと言われています。

②学校との連携で環境づくり

2つ目は、学校との連携です。
どうしても学校に行けない時は無理する必要はありませんが、子どもの中に、少しでも学校に行きたいという気持ちがある場合は、学校と連携して環境を作ることが大切です。

学校の先生は、子どもが安心できる環境で成長していくことを願っています。
子どものために必要な配慮をしてくれます。
もちろん、学校という制度の中で、出来る事・出来ない事はあるのですが、まずは学校は味方だという意識をもって、一緒に子どものために出来る事を考えてみてください。

学校と連携していく時にポイントとなるのが、この3つです。

■子どものトリセツを学校に伝えること
学校の先生も、どんな対応をしたらよいか分からなくて困っていることが多いです。 HSCのことを知らずに、悪気はなくても子どもを追い込んでしまっていることもあります。

「うちの子は、こういう気質を持っている。こんな時はこういう対応をすると良いと思うが、いかがでしょうか?」

とうように、一方的に親から学校への要求を伝えるのではなく、どうでしょうか?という問いかけをするといいですね。親も言いやすいし、学校側も応じてくれやすいです。

■「何が正しいか」ではなく、「何が子どもにとって効果的か」で考える
正しさは人によって違います。「何が正しいか」という観点で親と先生が主張すると、意見がぶつかりやすくなります。

なので、「何が子供にとって効果的か」という観点で考えます。この時、こういう対応をしたら、こんな効果があった。という過去の事実を元にすると、話がしやすいでしょう。

■どうしてもウマがあわない場合は、理解してくれる人を探す
最初は担任と話をすることが多いと思いますが、人間なのでどうしてもウマが合わない場合もあります。そんな時は、学校の他の先生にアプローチしてみましょう。

同じ学年の違うクラスの担任、兄弟の担任、養護教諭、スクールカウンセラー、校長、など。この人なら話が出来そう、という先生にアプローチしてみると、突破口が開けることがあります。1人でも話しやすい先生が見つけられると、親もかなり心強いでしょう。学校の先生に話しかけるのは少し勇気がいるかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。

③学校以外でも安心できる居場所をつくる

3つ目は、学校以外でも安心できる居場所(コミュニティ)をつくることです。
安心できる居場所がいくつかあると、精神状態が安定するからです。

子どもの世界はまだ小さいです。生活のほとんどを、家と学校が占めます。そのため、学校が辛かったり、学校で上手くいかない事があると「もうだめだ。」と追い詰められてしまいます。

大人でも同じですね。もし、自分の居場所が家しかなかったとしたらどうでしょう?
旦那への不満や嫁姑問題、介護疲れがあっても、家以外に居場所がなかったら・・。息が詰まってしまいますよね。そんな時は、ママ友や職場の同僚、幼馴染などに話をしてストレス発散をすると思います。家とは別の場所でストレス発散したり、癒されたり、元気をもらったり。

自分の居場所がいくつかあると、一つの場所で上手くいかなくても、別の場所で補うことができて、気持ちのバランスが取れるという実感があるのではないかと思います。

家はもちろん、祖父母の家や、児童館、学童、図書館など。どこだったら安心して過ごせているか?子どもの様子をよく観察して、居場所を見つけましょう。

最近では、小学生同士のオンライン上のコミュニティもあります。親がよくチェックした上で子どもに提案してみても良いかもしれません。

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まとめ

ここまで、以下についてお伝えしてきました。

  • 【HSC小学校編】HSCの子にとって小学校のどんな場面が辛いのか?
  • 【HSC小学校編】親がサポートをするときに理解しておきたいポイント
  • 【HSC小学校編】親にできる効果的なサポート3つ

HSCの概念を提唱したアーロン博士は、小学生は「HSCを育てる喜びを存分に感じられる時期だ」と言っています。一筋縄ではいかない部分も本当に多いでしょうが、この言葉から希望がもらえます。

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