【HSC高校生編】心の状態は?自立のために親が出来るサポート3つをご紹介

高校生になると、いよいよ親からの自立の時が近づいてきますね。将来どんな仕事をしていくのかについても、真剣に考える時期になってきます。

しかしこの時期は親との関わりも減ってきますので、子どもがどんな事を考えているのか、何に悩んでいるのか、どんなサポートが必要なのか、見えづらくなってきます。

この記事では、

  • HSC高校生はどんな心の状態になるのか
  • HSC高校生の親ができるサポートとは

をご紹介します。HSCだった私が高校生の時「親からこんな風にして欲しかった・・!」という観点も入っています。

【HSC高校生編】HSC高校生の心はどんな状態?

HSCの高校生の心の状態について、特徴をご紹介します。

HSCの気質が最も表れにくい時期

アーロン博士は、青年期はHSCの気質が最も表れにくい時期だと述べています。

HSCにとっての青年期は、生涯の中で、新しいことに挑戦したいという思いがいちばん強く、過剰な刺激に煩わされることがいちばん少ない時期なのです。敏感な特性が最も強く表れるのは、小児期と20代後半以降で、その間の10代半ばから20代前半は、この気質が最も現れにくい時期であることが研究で分かっています。
『ひといちばい敏感な子』 エレイン・N・アーロン 1万年堂出版 p379

敏感さや傷つきやすさは消えるわけではない

しかし、敏感さや傷つきやすさは消えるわけではありません。高校生特有の「仲間意識」や「同調圧力」の中で、みんなと合わせることがキツイと感じるHSCも少なくありません。

中学、高校時代は、自意識過剰で、周りから傷つけられやすい時期です。実際、内気な性質の研究者の多くは、この極めて社交的で、心身ともに成長し、自分を友達や大人と比較する時期特有の内気について言及しています。

HSCは生まれつき、自分の欠点や、他人の視線によく気づいています。大人になり、あるいは大人のふりができるようになっていくにつれ、以前のように強い感情反応を示すことは少なくなっていきますが、それでも傷つきやすいことに変わりはありません。

『ひといちばい敏感な子』 エレイン・N・アーロン 1万年堂出版 p393

思春期の葛藤が落ち着いてくる

思春期の心の葛藤が、次第に落ち着いてきます。

多くの子どもは、10歳ごろから自我が芽生え、思春期に心と身体のアンバランスで葛藤を始めます。自我の混乱に耐えられなくなってさらに荒れていきますが、それは17歳ごろには落ち着く。そういう一連の成長過程があります。

『子どもの敏感さに困ったら読む本』 長沼睦雄/著 誠文堂新光舎 p146

感情を表に出さず病にかかりやすいことも

思春期に感情・感覚を出さないおとなしい子は、心を病みやすい傾向があります。

HSCは芸術性や創造性が高い一方、心の病を取り込んでしまいやすい性質も持っています。平たくいうと心を病みやすい。危うさと芸術性が諸刃の剣のように存在する人たちであるということができます。

『子どもの敏感さに困ったら読む本』 長沼睦雄/著 誠文堂新光舎 p146

【HSC高校生編】HSC高校生の親ができるサポート3つとは

HSC高校生のこうした心の状態をふまえ、親が出来るサポートをご紹介します。HSCだった私が高校生の時「親からこんな風にして欲しかった・・!」という観点も入っています。

この時期には、子どもが自分の課題として自分に向き合っていくフェーズになってきます。本人が自分の気質を理解した上で、その気質と上手に付き合っていく力をつけるためのサポートが必要です。

①子どもが自分の気質を知るきっかけをつくる

1つ目は、子どもが自分自身の気質について知るきっかけをつくることです。

悩みを相談された時や、進路を考える時などに切り出してみるのがいいかもしれないですね。

でも、私が高校生の時は親と会話することなんてほとんど無かったような記憶が・・笑
いきなり「あなたの気質ってさ・・」なんて言っても反発されてしまうかもしれないので、本などをうまく使うのもいいでしょう。

HSC・HSP関連の本は増えてきていますので、好みのもので良いと思いますが、私のオススメはこちらです。

『本当は傷つきやすい人たちへ』西川佳宏 パブフル

心理カウンセラーによるHSPの大人向けの本です。傷つきやすさの特徴、それを受け入れて自分らしく生きるための知識とテクニックが満載です。ロジカルで納得感があるし、テクニックも現実的なのでかなり役立つのではないかと思います。

(Amazonで「オンデマンド」というのを購入すると普通の紙の本が届きます。)

②常識にとらわれない選択肢を見せてあげる

2つ目は、世の中の常識にとらわれない選択肢を出来るだけ沢山見せてあげるということです。

将来を見据えて進路を考えていく時期ですが、HSCは世の中の価値観や基準に影響されやすいところがあります。自分が望んでいるようで、実は、人からどう思われるか、親はどうやったら喜ぶか、偏差値の大学に行くのが勝ち組、といった自分以外のモノサシにとらわれてしまうことも多いです。

このように自分以外の価値観や基準に流されて進路を決めると、将来本人を苦しめることになります。いくら偏差値の良い大学に入って人気の企業に就職しても、決して心は満たされないんですね。

「組織の求めることには応えられるけど、自分がどうしたいのかは分からない」という状態になってしまいます。

私がまさにそうでした・・。世の中でいいと言われているものをどんなに手に入れても、自分の心は全く満たされていないんですね。本当に空しいんです。

なのでこの時期には、大学進学だけにとらわれず、出来るだけ沢山の選択肢を見せてあげると良いと思います。

HSCは、音楽家、書道家、画家、建築家、デザイナー、写真家、小説家、詩人、などのクリエーターやアーティストに向いていると言われています。

このような職業についている人の経歴を一緒に見てみるのも面白いですし、海外に目を向けてみることもオススメです。

③子どもが自分で決断したことを尊重する

3つ目は、子どもが自分で決断したことを尊重することです。

子どもが将来の大きな決断をするときには、つい力が入ってしまうし、心配になってしまいます。親が出来なかったことを子どもにさせたいと思ったり、世の中的に評価の高い職業に就いてほしいと思ったり、お金の苦労はさせたくないと思ったり。

HSCは親の考えを敏感に感じ取るので、無意識に親の望むような人生を歩もうとするかもしれません。親は、過度な期待をしないこと、誘導しようとしないこと、を十分気を付ける必要があります。

もちろん、親の意見は伝えていいと思いますが、子どもの考えを聞き、対話することを心がけてくださいね。

最終的には、子どもが自分で決断したことを応援しましょう。

決断の結果、良いことも辛いこともあるでしょうが、それは決断した子どもが引き受けていくものです。解決する力も持っています。子どもの人生は子どものものです。

まとめ

高校生というのは、自分は何者だ?ということに向き合い、自立に向けて一歩を踏み出すとても大切な時期です。

親はHSC子育ての最終仕上げとして、
①子どもが自分の気質を知るきっかけをつくる
②常識にとらわれない選択肢を見せてあげる
③子どもが自分で決断したことを尊重する

というサポートをしながら子どもの自立を応援しましょう。

HSCが自分の内面に向き合い、気質を受け入れ、自分にごまかしのない人生を歩めるようになるには、もしかしたら人よりも時間がかかるかもしれません。勇気もいるかもしれません。

けれど、焦らずに自分らしい生き方をみつけてほしいと思います。

私は、30代になってようやく自分の気質に気づき、人生を取り戻しましたからね。笑

高校生の時に親からこんな風にしてもらえて、少しでも自分の気質に向き合うことができれば、それはとても貴重な財産になると思います。

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