【HSC中学生編】HSCの子は何に困っている?親にできる効果的なサポート7つとは!?

最近、急に子どもの口数が減った。
自分の部屋にこもって出てこない。
学校での様子や友人関係も全く分からないし、
何を考えているかも分からない。

HSCの我が子が中学生になり、このように感じる事が増えてきたのではないでしょうか?
思春期ならある程度は仕方ないと思いつつ、子どもの変化に戸惑い、接し方について悩んでいる方も多いと思います。

そこでこの記事では、HSC中学生の親がもつお悩みを、専門書のアドバイスを交えながら解消していきたいと思います。

具体的には

  • 【HSC中学生編】思春期の特徴
  • 【HSC中学生編】HSCの中学生の特徴って?
  • 【HSC中学生編】HSCはどんな事に悩んでいる?
  • 【HSC中学生編】親にできる効果的なサポート7つ

の順番に重要なポイントをご紹介していきます。

【HSC中学生編】思春期の特徴

女子は10歳ごろから、男子は12歳ごろから、思春期が始まると言われています。
HSC中学生の特徴をみる前に、まずは一般的な思春期の特徴を理解しておきましょう。

思春期は「アイデンティティ」を確立する時期

思春期の心はどのように成長するのでしょうか。
『子どもへのまなざし』佐々木正美 ではこのように解説しています。

思春期でたいせつなのは「アイデンティティ」の確立です。

思春期というのは、自分はどんな個性をもった人間だろうか、どんな特徴や能力、技能、特性をもった人間だろうかということを見つめる時期、あるいは確認しようとする時期なのです。
同時に、どんな弱点や欠点をもっているだろうかということも自覚する、確認する、しっかり認めて安心しようとする時期なのです。
『子どもへのまなざし』佐々木正美

思春期の反抗は仕方ないもの

思春期というと反抗期というイメージがありますね。親との間に距離が出てくるため、世話を焼かれるのを極端に嫌がったり、口うるさく注意されることを嫌がったりします。

親に反抗的な態度をとったりすることもあるでしょう。今までは何でも分かっていたはずの我が子が、知らない顔を見せ始めます。親は戸惑い、不安にさせられることが多い時期です。

ただし、思春期の反抗は、一連の成長過程が完了すると必ず終わりを迎えます。多少の差はあるものの、平均して17~18歳ごろまでには落ち着くと言われています。

HSCの気質があっても無くても、思春期の反抗はある程度仕方ないものということを頭に入れておきましょう。

【HSC中学生編】HSCの中学生の特徴って?

ここからは、HSCの中学生ならではの特徴を見ていきます。

中学生はHSCの気質が最も表れにくい時期

中学生は、HSCの気質が表れにくい時期だと言われています。青年期(15歳~25歳ごろ)には、敏感さや警戒心が低くなるためです。

敏感さや警戒心が低くなるのには、沢山の要因が絡んでいます。他の哺乳類も、この時期に親から一時的に離れることが分かっており、何かしらホルモンの影響があると考えられています。

そのため、新しいことに挑戦したいという思いが強くなります。ボランティアに志願したり、都会で成功しようと考えたり、事業を起こそうとしたりする子もいます。海外に行って知らない世界を見てみたいという子もいます。

敏感さを認識し受け入れることに葛藤する

この時期はHSCの気質が表れにくくなりますが、敏感さが無くなるわけではありません。自分がひといちばい敏感で、他の子と違うことを認識し始めます。しかし、同調圧力の強い日本の中で生きてきた子が、周りとの違いを受け入れるのは大変なことです。そこに「周りの目を気にする」「他と一緒でありたい」という思春期ならではの特徴が重なります。自分の敏感さを認識し、受け入れることに葛藤する子も多くなります。

感情を表に出さず病にかかりやすいことも

大半のHSCは、葛藤があってもそれを外に出しません。周りからは大人びているように見えても、実は人知れず思い悩み、イライラしたり不安になったりしていることもあります。大人しくて感情を出さない子が、実は危ないとも言われています。
思春期は、大人になっていくために誰もが通る大切なステップですが、周囲の言葉や自分の感情の一つ一つを深く真剣に受け止めすぎて、心を病んでしまうことも少なくありません。

【HSC中学生編】HSCはどんな事に悩んでいる?

では具体的に、HSCの中学生はどのような場面で辛さを感じているのでしょうか。

人との関わりが増えて刺激で疲れる

中学生になると、部活やバンドなど、仲間を作っての活動が増えてきます。昔からの友達、家族との静かな暮らしに慣れているHSCにとっては、かなりの刺激になります。
特にこの時期の女子は、グループ化して違うものを排除するという特徴があります。劣っても、目立ってもいけない。すぐにうわさされます。ラインでいつの間にか悪口を書かれることもあります。
大人になれば「人は人」「自分は自分」と割り切ることもできるかもしれません。しかし学校は、相性や価値観が同じでない人と常に一緒にいなければならない場所。そんな中を生き抜くことは、簡単なことではありません。人間関係で神経を使って疲れてしまうのですね。

先輩・後輩の上下関係が苦手

中学生になると、上下関係もはっきりしてきます。

「上級生は制服のボタンを外しても良いけど、下級生はダメ。」
「スカートを短くすると、すぐに先輩に呼び出される。」

といった、謎のオキテのようなものもありますよね。HSCはこのような威圧的な空気をとても苦手とします。

恋愛の悩み

中学生になると、特定の異性と付き合いたいと思うことも出てきます。友達同士では「こんな人がタイプ」「あの先輩に片思いしている」「誰と誰が付き合っているらしい」なんていう話題でもちきりになりますね。

男女交際によって、今まで仲良くしていた友達が突然ライバルに変わるということも起こります。中学生の恋愛事情って、親が想像している以上に進んでいて、時には残酷だったりします。HSCは、うわさ話や裏切りにひといちばいショックを受け、深く傷つくこともあります。

顔やスタイルなどが過剰に気になる

顔やスタイルなどの見た目をとても気にするようになります。HSCは細かいところによく気が付くし、完璧主義なので、小さなニキビが出来ただけでも「肌荒れした顔は絶対に見せられない」とか、毛先が少しはねただけでも「髪型がイメージ通りにいかない」など、ますます自分に厳しくなっていきます。

【HSC中学生編】親にできる効果的なサポート7つ

最後に、アーロン博士の著書より、親に出来る効果的なサポートを7つご紹介します。

①子どもに相談相手を見つけておく

この時期の子どもは親に素直に相談してこないことが多いです。なので、親戚、家族ぐるみでつきあいのある友人、大学生の先輩、カウンセラーなど、親以外の相談相手を見てつけておきましょう。気質をよく理解してくれる人が理想です。
親が「この人に相談してみたら」と誘導すると嫌がることもあるかもしれません。
事前に相手に話を通しておき、相手から子どもに、さりげなく連絡を入れてもらうなど工夫しましょう。

②アドバイスは押しつけがましくなく

過剰なアドバイスは避けましょう。忠告や押しつけにならないことが大切です。
この時期のHSCは自信に満ちているので、下手にアドバイスをすると、侮辱と感じるかもしれません。子どもにアドバイスをしたいときは、「短く」「客観的に」がポイントです。

③いつも愛情を伝える

この時期になると、一緒に過ごす時間はそれほど多くないかもしれません。
でも、家族の愛情を嫌みなく自然に感じさせる環境を作っておくことが大切です。安心して心と身体を休められる場所はちゃんとここにあるんだよと、気持ちや言葉で伝えてあげることが情緒を安定させる特効薬だといえるでしょう。

また、小さなことでもよいので時々褒めてあげ、感謝の言葉を伝えてあげてください。それは「いつも見守っているからね」というメッセージにもなります。

子どもは「うるせーな!」と反発するかもしれませんが、完全に放ったらかしにされてしまうと、それはそれで寂しかったり不安を感じたりするものです。

④ずば抜けた思考力を伸ばす

常日頃から意見を聞いてみましょう。テレビで見たニュースのネタでも何でもよいです。
特にモラルの問題、政治や国際問題について話し合うと、「こんな考え方もあるのか」と驚くことがあるでしょう。10歳から12歳の頃、脳は最後の急成長期に入り、論理的に考える能力が出来上がっていきます。HSCは深く考えることが得意ですから、これをうまく活かして、子ども扱いせずに少し論理的な話し方をしてみるのもオススメです。

⑤子どもを信頼する

日ごろから「信じてるよ」「考えるだけ考えたら、自分がいいと思うようにやってごらん」と声をかけてあげましょう。HSCは生まれつき、羽ばたく前に慎重に観察をしているのですから、信頼して大丈夫です。

⑥適切な距離をとる

皮肉なことに、親と親密だった子ほど、この時期には親から離れる必要があります。
2人で仲良く話すときは、まだまだこれからやってきますので、少しの辛抱です。
子どもは、親とは別の、自分だけのアイデンティティーを身に付けていかなくてはならないと感じています。そのために親から離れ、羽ばたく準備をしているのです。

⑦父親の役割は重要

親の意見や手助けはどの年齢でも大切ですが、大人の世界に入るときには、父親が極めて重要な役割を担うことが分かっています。
父親の言うことは聞いていないように見えても、頭のどこかに残っていくはずです。その時点では、親の胆力が試されるような難しさがありますが、5年後、10年後に「ああちゃんと伝わっていたのだ!」と思える時がきて、深い喜びを感じられるでしょう。

まとめ

思春期のHSCならではの特徴、どのようにサポートしたら良いかをお伝えしてきました。

可愛かった我が子が離れていき、反抗的になり、親にとっては辛い時期だと思いますが、葛藤を乗り越えて大人になった子どもの姿を見られる日はもうすぐそこです。

大切なのは、「あせらず待ってあげるという姿勢」「あなたを十分信頼しているという信頼感」です。

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