HSCの子どもが不登校?そのとき親が出来るたった1つのこと

HSCの親子が不登校の悩みを抱えているケースは非常に多いです。

毎日朝の時間が憂鬱だという声もよく聞きます。

「ようやく出ていった」とほっとしてみたり、
「このまま無理させて大丈夫なんだろうか」と不安になったり、色々な気持ちが入り混じります。

辛さを抱えながら、誰にも打ち明けられずにいる親御さんもいるでしょう。
そこでこの記事では、HSCの子が不登校になった場合に親が出来ることついて解説していきます。

具体的には

  • なんで不登校になるのか
  • そのとき親が出来ること
  • 親が「休んでいいよ」と言えないのも自然なこと
  • 親子の安心材料

の順番にお伝えしていきます。

【HSCと不登校】なんで不登校になるのか

子どもが学校に行き渋るようになると、「どうして?」と原因を知りたくなるかもしれません。

原因は1つや2つに特定できるものではないし、1人1人みんな違いますが、「学校という環境は、HSCの子にとっては刺激が多すぎる場所」という事は確実に言えます。

HSCと学校は、ちょっと相性が合わないんですね。学校は「怖い」「辛い」と感じているHSCはとても多いのです。

HSCにとって学校のどのような場面が辛いのかという具体例は、以下の記事の冒頭にのせてあります。
【HSC小学校編】HSCの子がツライのはなぜ?親にできる効果的なサポート3つとは!?

【HSCと不登校】そのとき親が出来ること

子どもが学校に行き渋る時、行こうと思っても身体に不調が出てしまう時、親が出来ることは何なのでしょうか?

不登校の当事者、不登校の親、校長、児童精神科医・・どんな人に聞いても基本的にこたえは1つ。

「ゆっくり休ませること」です。

ゆっくり休ませる

HSCは学校でたくさんの刺激を受けています。行き渋ったり、身体に不調がでたりする子は、これ以上学校にいられないと察知し、自分を守ろうとしています。ありのままの自分を受け入れてくれるやすらぎの場を求めています。

そんな時は、まずゆっくり休ませてあげてください。親に「休んでいいよ」と言われたらHSCの子はどれだけ救われることかと思います。

子どもを休ませると、周りから取り残されてしまうような不安や焦りがあると思いますが、子どもは十分に休んで充電できると、今度は「何かしてみようかな」という力が湧いてくるものです。

休んでいる間は家庭がやすらぎの場になるように

学校を休んでいる間は、家庭内の雰囲気がとても大切になります。子どもは「どんなあなたでも大丈夫だよ」という絶対的なやすらぎの場を求めています。

家にいる大人が「もう何日休んでるの」「さすがにそろそろ学校に行かないと」と思っていると、子どもはそれをピリピリと感じ取ります。家でも肩身が狭く、居場所が無くなってしまったという不登校経験者も少なくありません。

【HSCと不登校】「休んでいいよ」と言えないのも自然なこと

「ゆっくり休ませることが大切」と言われても、そう簡単に「はいはい、じゃあ学校はお休みね~」とは思えないかもしれません。抵抗がある、ちょっと受け入れられない・・と感じる方もいるでしょう。

抵抗があったり、受け入れられないという事は決して悪いことではなく、自然な反応です。まずは、自分がそう感じていることに想いを傾けてみることが大切です。

例えばこのように、感じていませんか。

義務教育だから
「中学までは義務教育。学校に行かせるのが親の責任でしょう。」

世間体が気になる
「自分の子が不登校なんて、ちょっと恥ずかしい」
「子育てが出来ないダメな親だと思われたくない」
「あなたが甘やかすせい」という祖父母からのプレッシャーが辛い

不登校のイメージがつかない
「学校に行かなくなった子は、どこで何してるの」
「勉強はどうやってるの」

子どもの将来が不安
「嫌なことから逃げていたら、社会に適応できなくなる」
「このまま一生引きこもりになったらどうしよう」
「仕事につけないんじゃないか」

このように、あらゆる不安な感情が渦巻いていると思います。

【HSCと不登校】親子の安心材料

どうしたら不安な感情から抜け出し、未来に向かっていくことができるのでしょうか。
効果的なのは、たくさんの選択肢を知っておくことではないかと思います。

私もそうですが、日本人は人と違う事をするのに慣れていませんよね・・。
でも、こうやった人もいるんだよ、あんな風にした人もいるんだよ、という情報を知っていると、「なんだ、それなら私も大丈夫かも」と安心することができるのではないでしょうか。ここからは、安心材料となる情報をお伝えしていきますね。

義務教育の誤解

「義務教育の間は、学校に行かせなきゃならない。」と思っている方は多いのでは?実は違うのです。

日本の義務教育は、「子どもが学校へ行かなくてはいけない義務」ではありません。

「子どもに教育を受けられる環境を与えなきゃいけないよ、という大人の義務」なのです。
そして教育を受けられる環境というのは、学校でなくても良いのです。

日本国憲法第二十六条 

すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。

すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。

義務教育という言葉のイメージにとらわれて勘違いされている方がとても多いと思います。

子ども自身も、「義務教育だから学校に行かなきゃ」と追い詰められていることもありますので、これは親も子もぜひ知っていおいて頂きたいです。

学校以外での過ごし方は多様

学校以外での過ごし方には様々なパターンがありますが、一部をご紹介します。子どもの気持ちや家庭の状況にあわせて、それぞれ心地の良い居場所をみつけていきます。

◆適応指導教室
教育委員会が、学習の援助をしながら学校に復帰できることを目標に運営している教室です。学校への復帰を目的としているため、負担を感じる子もいます。一方で、スタッフとの相性がとても良かったりして、ここなら行けるという子もいます。

◆フリースクール
個人経営、NPO法人、ボランティア団体などが運営する民間の教育機関です。フリースクールの方針によって、授業は一切ない自由度の高いところから、一定の時間割があるところまで、内容は千差万別です。数が少なく通える場所にない、費用が高めというハードルもあります。

全国のフリースクール情報を随時更新しているサイトがあるのでご紹介します。
https://ai-am.net/jp-free-school

◆ホームエデュケーション/ホームスクーリング
家庭を拠点とした教育で、やり方は家によって違います。教材を買って取り組む方法もあれば、動物園に行って好きな動物の生態を調べるなど、興味のあることから学びを広げていく方法などもあります。

最近では、Youtubeで勉強を教えてくれるコンテンツもあったりします。学校の先生よりもずっと分かりやすいとか!?なかなか評判が良いようです。

不登校でも将来は大丈夫

「このまま一生引きこもりになるのでは」「仕事に就けないんじゃ」という不安も多いですね。

不登校のまま大人になったらどうなるのか?
中3の時点で完全不登校だった子どもの、その後を追った調査があります。

○ 20歳現在の就学・就業状況
 就業のみ 34.5%、就学のみ 27.8%、就学・就業 19.6%、非就学・非就業18.1%

文部科学省「不登校に関する実態調査」 ~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~ より

なんと、20歳になった時には、約82%が仕事をしているか学校に行っているという結果が出ているんです。

社会に出れば本当に色々な生き方があるし、働き方もあるし、その中でうまく自分に合った道を選んでいっているということなんですね。

不登校に関する情報

色々選択肢があるということは分かったけれど、やっぱり一歩が踏み出せない、実例を知りたい、経験者の話を聞きたい、と思う方も多いと思います。

そこで最後に、不登校に関する情報、経験者のインタビュー記事、親の会の情報などが見られる信頼度の高いサイトをご紹介します。

◆東京シューレ
https://www.shure.or.jp/futoko/index.htm
1985年に開設された歴史あるフリースクール、東京シューレのサイトです。
親や子どもが直接体験したり生に集めた情報が載っていてかなり参考になるものが多いです。また、子ども自身も見ることが出来るように分かりやすい表現で書かれています。

◆不登校新聞
http://www.futoko.org/
日本で唯一の不登校新聞として、不登校にまつわる情報が載っています。こちらも、子どもの本音や親の体験談など、リアルな記事が多いのが特徴です。学校に関する法改正などの動き、調査の結果など、世の中の情勢についても丁寧に発信されています。

また、学校外の居場所や、相談先、親の会の情報も充実しています。
電子版や1か月無料購読がありますので、ぜひのぞいてみてください。

まずはゆっくり休んで子どもに合った道を選んでいく

いまはとても辛い時期だと思いますが、どうか、親も子も追い詰められてしまう前に少しお休みをしてみてください。

大切なのは、世の中に子どもを合わせていくのではなく、子どもに合った道を選んでいくことです。

もしかしたら、周りとは少し違う道を選ぶかもしれません。それは決して簡単なことではないと思いますが、いつか「この子はこの子でいいんだ、私は私でいいんだ。」と思える日がきますように。

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