デンマークに到着後、1つ目の訪問先は「放課後フリーデー」でした。
日本でいう学童のようなところですね。基本的には、両親が働いている家庭の子どもが放課後に過ごす居場所です。
デンマークでは、ほとんどの女性が子どもを産んでも働いているので、利用している家庭は多いです。
また、放課後に子どもがどんな場所で、どんな風に過ごすかは非常に重要だと考えられています。
まずは施設のご紹介
静か住宅街の中を歩いていくと、放課後フリーデーが見えてきました。
ひ、広い・・!!
広大な敷地の中には沢山のエリア、部屋があります。
不思議なうねうねのグランド
中庭
これは子どもたちに人気のクルマ。ブイブイ乗り回してました。
運動ルーム
ゲームルーム
工芸ルーム。うわあ娘が好きそう~!
沢山のボードゲーム
おやつルーム。「食べたい人が食べたい分だけ切って食べて。」なんかめっちゃ自由!笑
歩きながらお菓子を食べている子、ソファでスマホをいじっている子、そばに来て話かけてくれる子、砂場で裸足になって遊んでいる子、中庭で絵を描いている子・・
みんな、自分の好きな場所で、思い思いの過ごし方をしていました。
写真NGだったのでお見せできないのが残念ですが、子どもたちがみんな自然でいい表情をしていたんです。見ているだけでグッとくるというか、子どものこういう顔って、たまらないなあって感じでした。
職員のMadsさんとのお話
施設を見せてもらった後、職員のMadsさんにお話を伺いました。素敵な笑顔^^
これが単なるQAでは終わらなかったんですねー。1つのQに対しても、多角的で深い回答が返ってくる。デンマーク人の対話力を目の当たりにした時間でした。
お伝えしたいことが盛りだくさんなのですが、特に印象に残ったことをご紹介しますね。
Q.子ども同士のトラブルがあった時はどのように解決するんでしょうか?
A.トラブルはもちろんありますね。大前提として、子どもたちには「大人は子どもの味方だ」ということが小さいころから伝えられています。その前提のもと、子どもたちは基本的には子ども同士で解決しようとします。そして、必要があれば大人がいつでもサポートを差し伸べられるようにしています。
「大人は子どもの味方」か。
やっぱり、子どもが自分の力で生きていくためには、大人は味方だっていう信頼関係の土台が必要なんだよな。
Q.Madsさんはなぜこの仕事を選んだのですか?
A.子どものwantに関われるから。学校では、まあ一応興味のない教科でも教えなければいけないですが、放課後はwantを思いっきりサポートできますから。
ああー分かるなぁ。
「want(やりたい!!)」ってやっぱり人間の原動力ですよね。特に子どもにとっては宝物。
ここには、その宝物を大切にできる空間や、宝物を磨ける空間があるんだなあって感じました。
いやーいいなあ。こういう場所、つくりたいなー!
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