講演会レポ、前半はこちら。
【講演会レポ】学校に行きづらい子ども~家庭でできる子どもとのかかわり方~①
お話の中で印象に残ったことを紹介していきますね。
◆自信のない子が増えている
自信のない思春期の子が増えています。
・予期不安型(うまくいかないに決まってる)
・過剰適応型(わたしさえガマンすればうまくいく)
・他者評価懸念型(人からどう思われているか気になる)
・燃え尽き症候群型(目指しているものが叶わない)
・経験不足型(問題解決の経験が少ない)
話を聞いていると、いずれも、幼少期から我慢したり無理したりして溜め込まれたものが、思春期になって吹き出しているんだろうなという印象を受けました。
◆子どもは本当にそれを望んでいる?
元気のない子ども、学校に行きづらい子どものために、親は一生懸命になる。でも、一生懸命やっているのに全然上手くいかないってことがよくあるんです。そんなときは、「子どもは本当にそれを望んでいるか?」って見つめなおしてみて欲しいんです。
これは本当によく起こることですよね~。私も思い浮かぶことがたくさん・・
世間の価値観
親の期待
周囲との比較
将来への不安
・・
こんなことにとらわれていないだろうか!?
って、いつも自分自身に問いかけていなきゃいけないですよね。
◆何があったの?と聞かない
子どもが学校から帰ってきて元気が無くても「何があったの?」と聞かないであげてね。
子どもの元気がないと、つい聞きたくなりますよね。でも、無理矢理言わせると、子どもは学校であった嫌な経験をもう一度思い出して、もう一度味わってしまうことになるんです。
まずは、嫌だったという気持ちを受け止めてあげること、不の感情を言葉にして出させてあげること、そう感じていいんだよと伝えることが大切です。
具体的な声掛けとしては、
×「何があったの?どうしたの?教えて?」
〇「ちょっと元気なさそうな顔してるね。」という感じです。
人は、自分の感情を受け止めてくれる人に、本当のことを言いたいと思うんです。
何があったか、焦って聞かなくても大丈夫です。
なるほど~!
私めっちゃ聞いてたな・・。と反省。
「まずは気持ちを受け止める」って、理論としては「分かってる」つもりでしたが、日常の中で実践していくのってやっぱり難しいですね。
◆「自分にも良い相手にも良い」
ソーシャルスキルトレーニングで目指すゴールは「自分にも良い相手にも良い」という状態を作れるようになることです。
仲良くしなさい、謝りなさい、ではありません。「あの子はこういう所があるけれど、こういう所は素敵だよね」
と、お互いの存在を認め合うことですね。
アサーションと呼ばれているものですね。
自分も相手も大切にした自己表現のことで、HSCにとっても大切なキーワードになりますね。
以上講演会レポでした。
平日の昼間にも関わらず70~80人の保護者、教育関係者が集まっていて、関心の高さがうかがえました。
秋には「不登校の保護者の集い」が開催されるようなので、私も参加してみようと思っています^^
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