HSCは賢いって本当?脳に特徴があった

HSCを育てていて「うちの子賢いかも?」って思ったことはないでしょうか。

実は私も思っています。まあ半分親バカなのですが。笑

でも、HSCを育てる親御さんからの相談を受けていると、

「賢い方だと思う」
「勉強は割とできる」
「周りから優秀だと言われることが多い」

という方がかなりの割合いらっしゃるんですね。

そこでこの記事では、HSCの賢さについて、脳の特徴という観点から分かりやすく解説します。子どもの脳の特徴について新しい発見ができるのではないかと思います。

目次

HSCが賢いってどういうこと?

まず、賢いの意味から整理していきましょう。賢いというと「勉強ができる」というイメージがありますが、「思考や判断が優れている」という意味があります。

同義語には「高い知性がある」「頭の回転が速い」「洞察力に優れた」などがあります。

思考や判断が優れている

HSCの子を見ていると

「そうきたか!」
「機転がきくな」
「なるほど、そんなことまで考えてたのね」
「言われてみればその通り」

などと思う場面が多いでしょう。
賢いというのは、単純に「勉強ができる」というのではなく、高い洞察力があって思考や判断が優れている様を表します。

HSCが賢いのは脳に特徴があるから

HSCが賢いと言われる理由を探っていくと、脳に特徴があることが分かりました。

HSCは右脳タイプが多い

HSCは右脳タイプが多いと言われています。
右脳タイプというのは、このような特徴があります。まさにHSCという感じがしますね。

  • 感情表現が豊か
  • 感性がするどい
  • 人の気持ちを汲み取れる
  • 空間認知に長けている
  • 暗記が得意

アーロン博士は、右脳の動きが活発な赤ちゃんがHSCになりやすいと述べています。

このシステム[行動抑制システム]は、脳の右半球(前頭部皮質という思考をつかさどる部分)と関係しており、右脳の電気活動が活発な赤ん坊が、HSCになりやすいといわれています。

『ひといちばい敏感な子』 エレイン・N・アーロン 1万年堂出版 p52

◆感情察知能力が高い
右脳タイプは「表情、声、しぐさ」といった非言語的コミュニケーションが得意で、感情察知能力が高いです。

HSCの感情察知能力の高さは、親たちの経験からも、生まれつき感情や社会性をつかさどる右脳が活発だということからも分かります。

子どももおそらく右脳がとても活発に働いていて、「あなた」のあらゆる情報に気づき、学習し、記憶しています。

『ひといちばい敏感な子』 エレイン・N・アーロン 1万年堂出版 p227

◆記憶力が良い
また右脳タイプは、記憶力も良いと言われています。
右脳は情報をイメージとして認識し記憶します。イメージで記憶するため、左脳の数千倍もの情報が処理できるといわれています。

HSCの子はイメージも感情も感覚も豊かなのでとても記憶力がいいのですが、それは経験の記憶がよいためです。

『子どもの敏感さに困ったら読む本』 長沼睦雄/著 誠文堂新光舎 p105

左脳的な能力も高く成績が良い

さらにHSCは、右脳だけでなく左脳的な能力も高いと言われています。

一般的に、右脳の働きが活発なのは幼少期で、成長するにつれてだんだんと左脳優位になっていきます。HSCは生まれつき右脳の感受性が強いのですが、このことが、後から発達する左脳の成長に有利に働くと言われています。

右脳の感受性が強いことが、左脳の成長にも有利になるとは驚きです!

私は、HSCは平均より早く、親の言葉を理解し始めるのではないかと思っています。

彼らは、声のトーンや身ぶりといった、言葉のちょっとした手がかりになるものを残らず拾い上げるからです。

『ひといちばい敏感な子』 エレイン・N・アーロン 1万年堂出版 p264

アーロン博士はこのように、HSCは声や身ぶりなどを汲み取る能力が高いため、言語の理解も早いのではないかと言っています。

声や身ぶりなどの非言語は右脳が、言語は左脳がつかさどっていますので、つまりは、右脳の感受性が高いことが、左脳の成長に有利に働いているということを示しています。

またアーロン博士は、HSCは学校で成績優秀なことが多いと述べています。

「大抵勉強が好きで、成績もよく、先生にも気に入られる優等生です。」

「一般にHSCには優等生が多いものです。時にはいい子過ぎる子もいます。」

『ひといちばい敏感な子』 エレイン・N・アーロン 1万年堂出版 p340、363

学校の勉強は、文字・数字・記号などを扱う左脳的な処理が多いですから、学校での成績が良いという事は左脳の働きも活発であるということがいえるでしょう。

まとめ

HSCの賢さについて調べてみると、HSCの脳にこのような特徴があることが分かりました。

  • HSCは右脳タイプが多い(感情察知能力が高い・記憶力が良い)
  • HSCの右脳の感受性が高いことが、左脳の成長にも良い影響を与えている

すごいですよね!

調べながら、やっぱりこの子たちは生まれながらにして素晴らしい力を持っているんだなあと、感動してしまいました。

脳にこのような特徴があるということを知ると、子どもを見る目がまた少し変わるような気がしますね。

HSCの才能の見つけ方・伸ばし方についてはこちらの記事をご覧ください。
【教えてけーいち校長!】HSCの才能の見つけ方・伸ばし方

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